(2010年4/8尼崎公演)
2010年4月、アルバム『Emotion & Commotion』を携えておこなわれたJeff Beckのジャパン・ツアー6公演より、3ステージ目となる4/8の尼崎アルカイックホールにおけるライブを、極上音質のオーディエンス録音にて完全収録。前日の大阪公演に続いておこなわれた関西第2ラウンド、故Les Paulに捧げられた「How High The Moon」ではジェイソンがリズム・ギターを弾く等、メンバーのテンションは前日を凌ぐほどの高さで、ベックのギター・プレイを中心にバンドの演奏の切れもさらに増しています。熱狂的なオーディエンスの反応も関西ならではといえる素晴らしいもので、セカンド・アンコール「悲しみの恋人達」まで、息をもつかせぬ最高のステージが繰り広げられています。音質に関してもまた素晴らしく、音響に定評のあるアルカイックホールの最前方中央席から録音されたオリジナル・マスターを使用しており、各楽器をリアルに捉えた定位感抜群の極上サウンドで、来日ツアーのハイライトとも呼べる最高のパフォーマンスが繰り広げられた一夜を完璧に再現しています。ただ一点残念なのが、一部の楽曲においてカチカチという耳障りなオーディエンス・ノイズが断続的に入ること、ヘッドホン等で注意深く聴かなければ気付かないレベルの音ですが、文字通り玉に瑕といったところです。しかしながら、それを除けば演奏・音質ともに完璧なので、ファンであれば聴いて損はない、いやむしろ大満足間違いなしの秀逸なタイトルといえます。
◆Archaic Hall, Amagasaki, Japan 8th April 2010
01. opening
02. Eternity's Breath
03. Stratus
04. Led Boots
05. Corpus Chisti Carol
06. Hammerhead
07. Mra Na h'Eireann
08. Bass Solo
09. People Get Ready
10. Rollin' & Tumblin'
11. Never Alone
01. Big Block
02. Over The Rainbow
03. Blast From The East
04. Angel (Footsteps)
05. Dirty Mind (incl. Drums Solo)
06. Brush With The Blues
07. (I Want To Take You) Higher
08. A Day In The Life
encore #1;
09. How High The Moon
10. Nessun Dorma
encore #2;
11. Cause We've Ended As Lovers
◇Personnel;
Jeff Beck (guitar)
Jason Rebello (keyboards, guitar, vocal)
Narada Michael Walden (drums, vocal)
Rhonda Smith (bass, vocal)