初回50本限定帯付き仕様。
* BOB DYLAN WITH TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS / LIVE IN NAGOYA - COMPLETE (2CD)
WISCD 2020-002
Recorded Live at Aichi-ken Taikukan, Nagoya, Aichi, Japan, March 08, 1986 / TRUE CONFESSIONS TOUR
2020 Digital Remaster
Bob Dylan - vocal, guitars, harmonica
Tom Petty - guitar, vocals
Mike Campbell - guitar
Benmont Tench - keyboards
Howie Epstein - bass
Stan Lynch - drums
Debra Byrd - backing vocals
Queen Esther Marrow - backing vocals
Madelyn Quebec - backing vocals
Elisecia Wright - backing vocals
DISC 1
Bob Dylan set 1
1. JUSTINE
2. POSITIVELY 4TH STREET
3. CLEAN-CUT KID
4. I'LL REMEMBER YOU
5. TRUST YOURSELF
6. THAT LUCKY OLD SUN
7. MASTERS OF WAR
Tom Petty & The Heartbreakers set 1
8. STRAIGHT INTO DARKNESS
9. BREAKDOWN
Bob Dylan set 2
10. IT AIN'T ME, BABE
11. TO RAMONA
12. IT'S ALL RIGHT, MA (I'M ONLY BLEEDING)
13. I FORGOT MORE THAN YOU'LL EVER KNOW
14. JUST LIKE A WOMAN
15. I'M MOVIN' ON
16. Bob talk 1
17. LENNY BRUCE
18. WHEN THE NIGHT COMES FALLING FROM THE SKY
DISC 2
1. LONESOME TOWN
2. Bob talk 2
3. BALLAD OF A THIN MAN
Tom Petty & The Heartbreakers set 2
4. SO YOU WANT TO BE A ROCK 'N' ROLL STAR
5. REFUGEE
Bob Dylan set 3
6. RAINY DAY WOMEN #12&35
7. SEEING THE REAL YOU AT LAST
8. ACROSS THE BORDERLINE
9. JUST LIKE TOM THUMB'S BLUES
10. I AND I - Band Intro
11. LIKE A ROLLING STONE
12. IN THE GARDEN
encore
13. BLOWIN' IN THE WIND
14. ROCK 'EM DEAD
15. SUKIYAKI
16. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
ボブ・ディランがトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズを率いて行った“TRUE CONFESSIONS TOUR”日本公演から名古屋公演の完全版が登場です。この1986年来日公演から名古屋公演が商品化されるのは初めてです。“FINAL NIGHTS IN JAPAN 1986”というアイテムがリリースされていますが、そちらは東京公演とのカップリングで、メインは東京公演となっており貴重な名古屋公演は後半の数曲しか収録されていません。
今回リリースのこの完全版はボブ・ディランのソロ・パートやトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのパート、そしてディランのスピーチまでノーカットで納めた文字通りの完全版です。メインに使われているマスターは“ほぼ”完全収録された高音質オーディエンス音源で、リリースにあたって大幅なリマスタリングが行われています。オーディエンスによるノイズが可能な限り修正され、ボリュームの揺らぎも調整されるなど細かな仕事が伺えます。そして“ほぼ”完全版と前述した点、テープ・チェンジによる欠落部分が数箇所ありましたが、別の不完全な同日オーディエンス音源より補ったことで本当の完全版が完成したのです。一番大きな欠落だった『ロンサム・タウン』の冒頭数十秒も修復。更には曲中ではありませんが、途中で切れていた『ライク・ア・ローリング・ストーン』前のメンバー紹介まで丁寧に修復されています。なぜそんな曲間のスピーチまで補修したかというと、このコンサートのディランはとても上機嫌で、その様子がスピーチによく出ているから。日本のファンに対するサービス心、そしてトム・ペティとハートブレイカーズに対する敬意が非常によく伝わってきます。そう言った観点からしてもこのコンサートは最初からスピーチも含めてフルで追体験することに大きな意味があります。現在のディランからはとても考えられない事ですが、随所随所で「どーもどーも、どーも！」と会場を沸かせています。さらに、それになぞらえトム・ペティまで「どーもどーも！」と言っている点も微笑ましく、和気あいあいとした会場の雰囲気が伝わってきます。リラックスした雰囲気ながらも当時トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは絶頂期にあり、演奏は抜群の出来。ディランも陶酔した様子でバンドを紹介しています。ディランが1分以上スピーチしている個所はあえてトラックを区切ってあり、更にその内容はジャケ内側に記載されています。約150分のボリュームですが、開封しディスクをプレイヤーに入れる瞬間から緊張感とワクワク感は始まり、日本オンリーのサービス曲『スキヤキ（上を向いて歩こう）』、そして『天国の扉』まであっという間の夢の中。冷蔵庫にビールを取りに行く隙も与えられません。因みに『親指サムのブルースの様に』はこのツアーで演奏されたのはこの名古屋公演のみの激レアトラック。
