■最新AI技術を導入したリマスター
■これまでテープの深層に埋もれていた音まで完全再現
■初登場部分ステージ登場前から収録

パープルが出演した1974年のカリフォルニア・ジャムは、公式を含め様々なソースが存在する。最近になり、ミックスが全く異なるFMソースと言われる完全版音源が出ているが、それまでオフ気味だったリッチーのギター全面に出ているということで衝撃的ではあった。しかし今度は、リッチーのギターが大き過ぎる上に、大観衆の気配が感じられない臨場感が希薄な音で、ステレオではあるものの、ほぼ音が塊となったモノラルに近いものであり、コンサートを楽しむという意味では微妙でもあった。

本作は最新AI技術を導入し、元のソースに記録されていながら埋もれていた音まで全て再現、バランスの取れた、これまでにない音質、音像に仕上がっている。また演奏には関係ない部分だが、初登場部分としてステージに上がる前から収録されており、その意味でも、当日の音を余すところなく収録した既発盤より長尺という点で、音質のみならず内容的にも決定盤といえる。

ボーナストラックとして三日後の4月9日サンディエゴ公演のサウンドボード音源もまた、マルチバンド・リマスターにて収録している。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。



ONTARIO MOTOR SPEEDWAY PARK CA, U.S.A. April 6, 1974
DISC ONE
01. Introduction
02. Burn
03. Might Just Take Your Life
04. Lay Down, Stay Down
05. Mistreated
06. Band Introductions
07. Smoke On The Water
08. Keyboard Solo
09. You Fool No One
10. Guitar Solo
11. Blues Guitar Solo
12. You Fool No One
13. Drums Solo
14. The Mule

DISC TWO
01. Space Truckin'
02. Closing Announcement

SPORTS ARENA, SAN DIEGO, CA, U.S.A. April 9, 1974
03. Introduction
04. Burn
05. Might Just Take Your Life
06. Lay Down, Stay Down
07. Mistreated
08. Smoke On The Water
09. Keyboard Solo